書類選考から始まる転職

転職活動は履歴書や職務経歴書を提出して行いますが、合格するには書類選考を突破しなければなりません。書類選考を突破できる人は、募集に応募した人全体の約30%ほどといわれています。書類選考そのものを通過することが難しいために、転職活動は履歴書作りから始まっていることを認識するべきです。

職種によっても書類選考を重視しているかどうかに違いがあり、営業では人柄などを見るために面接での判断が多いです。技術系や専門的な資格が必要な職種では、実務経験や実績が重視されるので通過率は低い傾向があります。

企業が書類選考を実施する理由は、転職希望者が応募要件を満たしているか確認するためです。技術や資格を取得しなければ仕事ができない分野や業界の求人では、条件を満たしていなければ採用されることはありません。求人に応募してきた人材の中から会うべき人を絞り込んで、その後に面接をしたほうが企業側も効率良く求める人材を探せます。企業ごとに応募用の書類の種類や条件、提出するべき書類の形式に違いがあるので、確認した上で送りましょう。

書類を提出してから合否がわかるまでには、2週間程度の期間がかかります。企業が欲しいと判断した人ならば、書類選考は早めに終わります。企業側が求めているスキルや経験などの条件に合う人ならば、少しでも早く連絡を取りたいと考えます。従って、応募してから早めに連絡が来た場合には、転職できる確率が高いです。なかなか企業側から連絡が来ないときには不安になりますが、応募者側から結果や選考状況を聞くことはNG事項なので注意しましょう。